さきたま杯を制したレモンポップ（右）と坂井瑠星騎手（撮影・鈴木正人）

＜さきたま杯＞◇19日＝浦和◇Jpn1◇ダート1400メートル◇3歳上◇出走12頭◇1着賞金8000万円 　記念すべき「Jpn1」昇格初年度の王者にレモンポップ（牡6、田中博）が輝いた。断然の1番人気に推され、坂井瑠星騎手を背に2番手追走から3コーナーで早め先頭に立つ積極的な競馬で押し切った。勝ちタイムは1分26秒7（重）。 　昨年のJRA賞最優秀ダートホースが力を見せた。昨年のフェブラリーS、南部杯、チャンピオンズCに続くG1・4勝目。今年初戦だったサウジCは12着に沈んだが、見事に巻き返しに成功した。坂井騎手は「（スタートは）五分に切ってくれれば力は上だと思っていました。この馬のリズムで走ることだけを考えてペースは気にしませんでした。2番手を取れれば一番良かったが、ポジションにはこだわっていなかったです。僕が乗ったときはどんな条件でも国内では負けてないですし、負けてないところが強いところだと思います」と話し、インタビュー終了後には「暑いので熱中症、気をつけてください」とウイナーズサークルに集まったファンを気遣った。 　連覇を狙った兵庫のイグナイターが2着。3着にはシャマルが粘った。 　馬連（5）（7）360円、馬単（7）（5）410円、3連複（2）（5）（7）330円、3連単（7）（5）（2）900円。 　（注＝成績、払い戻し金などは、必ず主催者発表のものと照合してください）