【RIZIN】クレベル、電光石火の一本勝ち!二冠王者アーチュレッタをヒールフック一閃
格闘技イベント『RIZIN.47』 2024年6月9日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館 ▼第8試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg) ○クレベル・コイケ(ボンサイ柔術) 一本 1R ※ヒールフック ●フアン・アーチュレッタ(アメリカ) 【フォト】クレベルが鮮やか一本勝ち、鈴木千裕を挑発も! クレベルは元RIZINフェザー級王者。昨年6月、鈴木千裕を相手に防衛戦が予定されるも、自身の体重超過で王座はく奪。9月には金原正徳に判定負けを喫したが、大晦日は斎藤裕に一本勝ちして再起を飾った。キャリア32勝のうち、28が一本勝ちと驚異的な極めの強さを誇る。 対するアーチュレッタは元ベラトールバンタム級王者。昨年7月には、扇久保博正に判定勝利してRIZINでもバンタム級王座を獲得。しかし、大晦日の朝倉海戦で体重超過により王座はく奪、試合でもKO負けとなった。今回は1つ上のフェザー級で、クレベルとの戦いに臨む。戦績は34戦29勝(11KO・1一本)5敗で、一本負けしたのは過去一度のみだ。 1R、サウスポーのアーチュレッタにオーソドックスのクレベル。詰めてパンチのコンビネーションを打っていくアーチュレッタに、クレベルは打ち終わりにローを返す。するとアーチュレッタはタックルからクレベルの片足を抱え上げるようにしてテイクダウン。しかしクレベルはアーチュレッタの両足の間に潜り込むと足関節へ。アーチュレッタが回転して逃げようとする動きに合わせてヒールフック! これが完全に極まりアーチュレッタがタップアウト。電光石火の一本勝利でクレベルが二冠王者を下した。 試合後マイクを持ったクレベルは勝利の喜びを語ると、解説席にいたフェザー級王者・鈴木千裕へ向け、「チヒロ、あなた私から逃げる。何で逃げる。前はあなたに私がチャンスをあげた。いつ(対戦)できるの?」と挑発。すると鈴木もリングに上がり、クレベルと顔が触れそうな距離で「いつでもいいよ、やろうぜ」と応じ一触即発の雰囲気に。かつてクレベルが一本を取りながらも体重オーバーによりノーコンテストとなった2023年6月の再戦を約束した。