実際、真冬以外ずっと着れちゃいます!

FORZA STYLE

第658回目は、バラクータのG9です。 春アウターの代表格を考えるとき、まず「バラクータ」の「G9」が思い浮かぶ方は多いでしょう。1937年の登場から80年余り、シルエットや素材のアップデートはあっても、形を変えることなく今もなお英国生産を続ける矜持は流石。ライトアウターとして不動の地位を築いているわけです。 バラクータのG9の画像はこちら! スイングトップの由来の通り、ゴルフウェアが出自の本作。軽やかなスポーティコーデにもってこいです。ただし、それもカラー選びと合わせのアイテム次第で激変するのがここのスゴイところ。ブラックの一着なら、大人らしい上品さまで香らせることができます。極端な話、真っ黒コーデやモノトーンといったミニマルな装いにおいても、ライニングのチェックがアクセントになるので、こなれた印象が得られます。つまり、普段着をワンランク上に昇華してくれるんです。 今ではレザーバージョンなど、様々な生地で展開されていますが、今から3シーズン使う汎用性を考えるなら、軽快なポリエステルコットンの一着がイチオシ。この先ずっと使えるのは、FORZA男子なら語るに及ばず、ですよね。 G9を象徴するディテールもさまざまありますが、なんといってもこのフレイザーチェックのライニング。ド派手に見えても、フロントを開けて着れば絶妙なチラ見え具合なのでコーデのアク足しに持ってこい。 スマートな印象を与えるネイビーは、スマートなシルエットが洗練さを演出。その一方で、撥水効果のあるファブリックや裏地にクールマックス®を採用するなど、機能性も抜群。通気性に優れたドライタッチな着心地を得られるので、暖かい春の日にうってつけです。 すでに一着持っている方も少なくないでしょうから、ネクストG9はこんなクセありな一着はいかがでしょう。ってことで、今シーズン新色としてラインナップしたこちらをご紹介。圧倒的な存在感をもたらす、派手な赤ですが、デニムやチノパンなど、意外に合わせやすいのがポイント。 上のレッドと同じく鮮やかなスカイブルーも新色。清潔感あるクリーンさを滲ませ、トーンの異なるリブがアクセントに。ラグランスリーブのゆったりした佇まいながらも、シルエットはスリムなので、野暮ったさなしに楽しむことができます。 Photo:Naoto Otsubo Styling:Takahiro Takashio Text:Hayato Hosoya