フィンランドと安保協定、ウクライナ大統領「ロが30万人動員用意」
Anna Voitenko [キーウ 3日 ロイター] - フィンランドのストゥブ大統領は3日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、同国との10年間の安全保障協定に署名した。 今年に入りウクライナと長期的な安全保障協力と防衛支援の協定を結ぶのは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国で8カ国目。 ロシアと1340キロの国境を接するフィンランドは、1年前にNATOに加盟した。 ストゥブ氏は防空装備や大口径弾薬を含む1億8800万ユーロ(2億0300万ドル)規模の追加軍事支援を行うことも明らかにした。 ウクライナのゼレンスキー大統領は記者会見で、ロシアが6月初めまでに新たに30万人を動員する用意をしていると述べた。根拠は示さなかった。 ロシアの通信社によると、大統領府のペスコフ報道官はゼレンスキー氏の主張について、事実でないと述べた。