STARTO所属タレント、紅白出場なし NHK「話し合いでの判断」 大みそか恒例のカウコンは開催せず
NHKは19日、東京都内で第75回紅白歌合戦の出場歌手発表会見を行い、STARTO ENTERTAINMENT所属アーティストが出場しないと明らかにした。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)がマネジメント業務をした昨年に続き、2年連続での「出場0」に。また、サンケイスポーツの取材で旧ジャニーズ時代に大みそか恒例だったカウントダウンコンサートを2年連続で開催しないことが分かった。 紅白の初出場歌手が並ぶステージ上や配布された出場者リストに、STARTOの影はなかった。会見後、報道陣の取材に応じた大塚信広チーフ・プロデューサーは厳しい表情で言い切った。 「STARTO社に関しては、今回の紅白で所属アーティストのご出演はありません」 発表された出場歌手は紅組が20組、白組は21組。例年は計50組前後が出場しており、追加発表の可能性を示唆したが、STARTOとの交渉継続には首を横に振った。 NHKは旧ジャニーズの故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、SMILEおよびSTARTO所属タレントの番組起用を見送りに。昨年の紅白は旧ジャニーズ時代を含め、44年ぶりに出場0となっていた。 だが、SMILEが被害者への補償を98%終えた状況を鑑み、同局は今年10月16日の定例会見で起用を再開すると発表。その後に紅白出演をオファーし、大塚CPは組数などは「詳細はお答えできない」とした。 交渉決裂の理由は「(STARTOの)皆さんの話し合いでの判断」と説明。10月20日放送の特番で性加害問題を取りあげたことの影響は「なかった。そこに対して話したことがない」と強く否定した。来年以降の出場有無については「今回は今年の紅白に関してのみ話した」とオファーするかの明言は避けた。 紅白と並ぶ大みそかの風物詩は旧ジャニーズが2022年まで東京ドームで開催し、デビュー組が総出演してきたカウントダウンコンサートだ。昨年はSMILEからSTARTOへの業務移行期間のため開催を断念。Snow Manら各グループが、それぞれSNSで生配信を実施した。 今年はSixTONESが音楽フェス「COUNTDOWN JAPAN24/25」の出演を発表。関係者によると、カウコンは開催せず、東京ドームでは昨年同様にHey!Say!JUMPがドームツアーの追加公演を行うという。関係者は「推しタレントの出演時間が短いカウコンより、一緒に年越しできる配信がファンに好評。今年も複数のグループが配信を行う方向で調整しているようだ」と話した。
来年以降、STARTOの紅白復帰、カウコン復活はあるのだろうか。