教育功労者に別所氏ら3人 県教育長が発表 11月7日に表彰 三重
福永和伸三重県教育長は22日の定例会見で、教育や学術の発展などに貢献した人をたたえる本年度の教育功労者として、元県立高教諭の別所永豊氏(66)=津市=ら3人を表彰すると発表した。 県教委によると、別所氏のほかに表彰を受けるのは元学校医の神田博氏(81)=伊勢市=と、元県教委委員長の岩崎恭典氏(68)=四日市市。県教委事務局幹部らによる審査を経て県教委が決定した。 学校教育功労の別所氏は昭和59年4月から今年3月まで、数学科の高校教諭を務めた。課外授業などを通じた熱心な指導が評価された。現在は県立津西高で非常勤講師を務めている。 神田氏は学校保健功労での表彰。昭和57年から42年間、伊勢市内の小学校で児童の健康診断を担った。平成2年4月から14年間、市医師会(現・伊勢地区医師会)の理事も務めた。 岩崎氏は教育行政功労での表彰。平成23年3月から8年間、県教育委員を務めた。うち24年10月から2年間は委員長に就任。県教育施策大綱の策定に向けた議論などで貢献した。 同表彰は本年度で66回目。被表彰者は今回を含めて647人と144団体となった。11月7日に県総合文化センター(津市一身田上津部田)で開く「三重の教育談義」で表彰する。