約4年ぶりに後楽園ホール登場の志朗の相手はアルゼンチンの新鋭に。「“これが世界王者だぞ”という試合をしないと出る意味がない」【RISE179】
RISEが6月4日、都内で「RISE179」(6月30日、東京・後楽園ホール)の追加カード発表会見を開催した。約4年ぶりの後楽園ホール登場が発表されていたRISE世界バンタム級王者の志朗(BeWELLキックボクシングジム)の対戦相手がアルゼンチンの“The Jewel”クリスティアン・マンゾ(Demonios Team Argentina)となることが発表された。 マンゾは今回が初来日の23歳の新鋭。海外選手特有の強いフィジカルと堅いガードで前に出続けるアグレッシブなファイトスタイルのファイター。戦績は21戦15勝(10KO)5敗1分と高いKO率を誇る。 マンゾはRISEを通じて「RISEで最高のショーを魅せられるように6月30日、日本での試合に挑みます!」とやる気満々のコメントを寄せた。 迎撃する志朗も「後楽園に出るだけでは意味がない。今回はKO決着。“これが世界王者だぞ”という意味のある試合をしないと出る意味がないと思っている。そういったところを意識して練習している。楽しみにしていてください」とKO決着を約束した。 マンゾについては「映像を何試合か見て、MMAにも出ていたりして、試合体重も63、61、57とかいろいろな階級でやっていて、体が強いなと思った。ファイタータイプだと思うし、前の自分だと苦手なタイプだったと思うが、最近はそういう人たちと練習したりして、今はファイター系が得意なタイプとなった。そういうところも試せるいい機会だと思う」と評価。南米のファイターの印象について語る際に「南米…体が強い。ヨーロッパの選手ともタイで練習したが、みんな階級が上の選手と練習しているので体幹が強い。ぶれないと思うし、日本人が大振りになった時にコンパクトに狙われて倒されるというのは結構多いと思うので、そこは気を付けないといけないなとは思いましたね」と警戒点も。
以前、試合後の会見で「RISEって“勝てないだろう”っていう相手を用意してくる」などと語ったことがあるのだが、マンゾについては「外国人と初めて戦う選手が一番不利。生で見たことがないじゃないですか。実際に自分が初めてやって、自分が苦戦したらまた呼べる。RISEっぽいなと(笑)。外国人、日本人関係なくスター選手を作り上げていこうというのがRISEは上手いなと感じますし、逆にその思いを自分が上回って、すぐ終わらせたいなと思いますね」と語ったうえで、マンゾがスター選手には「ならないです。自分が阻止して、KOで締めたいと思います」ときっぱり。改めて、世界王者の実力を見せつけての勝利を約束した。 また、志朗は前戦となった3月の「RISE ELDORADO 2024」での田丸辰戦がバッティングのケガによるノーコンテストに終わっているのだが、その田丸との決着戦については「年内には決着をつけないとダメだなと思っている」と年内での再戦を視野に入れた。
【関連記事】
- 約4年ぶりに後楽園ホール登場の志朗の相手はアルゼンチンの新鋭に。「“これが世界王者だぞ”という試合をしないと出る意味がない」【RISE179】
- 事実上の次期挑戦者決定戦で戦う長谷川海翔と花岡竜の“目の前の試合に集中”コメントに伊藤代表が「もっとがつがつして」と辛口判定【RISE179】
- 鈴木博昭とYA-MANの仕切り直しの一番が決定。鈴木は「超RIZIN.3に出たくて流したんじゃないかと思ってる」とこの日も辛辣【超RIZIN.3】
- 世界王者・志朗が約4年ぶりに後楽園ホールに登場。「自分で言うのもなんですがなかなかないと思う」と6・30はレア大会に 【RISE179】
- 小林愛理奈と小林愛三がオープンフィンガーグローブで壮絶殴り合い。勝った愛理奈が「“ジョシカクおもんない”って言わせない」【RISE178】