津波情報の発表の迅速化や精度向上 津波観測網(NーNet)沖合システム 今月21日から活用開始
宮崎放送
気象庁は、高知県沖から日向灘に整備されている津波観測網「N-net(エヌネット)」の、沖合システムのデータ活用を今月21日から開始すると発表しました。これにより、津波情報の発表の迅速化や精度向上が図られます。 南海トラフ海底地震津波観測網「N-net」は、高知県沖から日向灘の海底で整備が進められ、地震や津波の発生をいち早く検知するシステムです。 「N-net」は、沿岸システムと今年7月に整備が完了した沖合システムからなり、気象庁は沖合システムについて準備が整ったとして今月21日正午から津波情報などへの活用を開始すると発表しました。 これにより、高知県から宮崎県にかけての沖合の津波の検知が最大およそ20分早くなることから、津波情報の発表の迅速化や精度向上が図られるということです。 一方、沿岸システムは来年3月末までに整備が完了する予定です。
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