ライトに照らされた夜桜を見上げる秋名・幾里集落の住民ら＝27日、龍郷町秋名

　鹿児島県龍郷町秋名地区の県道沿いに植えられているヒカンザクラ並木のライトアップが27日から始まった。2月4日まで、幻想的な夜桜を楽しめる。点灯時間は午後6時半～同8時半。 　ライトアップは同町秋名・幾里集落の有志で組織する「秋名農業創成塾」が毎年実施しており、今年で9回目。夜の名所としてPRし、地域活性化につなげることが目的。 　桜並木は、奄美市名瀬芦花部の芦花部トンネルから秋名方面へ進んだ県道名瀬龍郷線沿いに約1キロにわたって続く。約210本のヒカンザクラのうち、秋名地区の入り口付近の20本を9個のライトで照らした。 　気持ちよく見物してもらおうと、メンバーは事前に周辺の草刈りも実施。「地域の先輩方が植樹して育て、われわれが引き継いで大事に管理している。きれいな夜桜を楽しんでほしい」と話した。 　同塾は交通事故防止のため、路上駐車を控えるよう注意を呼び掛けている。