七尾に19日帰るよ カマイルカ2頭 越前松島水族館から
●のとじま水族館、年度内ショー再開 水族館の人気者が七尾に戻ってくる。能登半島地震発生後、のとじま臨海公園水族館(七尾市)から越前松島水族館(坂井市)に避難していたカマイルカ2頭が19日、約10カ月ぶりに帰ってくることになった。石川県内外の施設に移された他のイルカ9頭、アシカ2頭も年内の「帰還」にめどが付き、年度内にはイルカショーを再開する方向だという。 のとじま水族館は地震で水槽やボイラーが破損し、約90種3400匹が犠牲になった。カマイルカの雄「ゴウ」「ニッシー」は1月6日に越前松島水族館に移送され、来館者を楽しませてきた。越前松島からはウミガメ、ゴマフアザラシを含め全ての動物が戻ることになり、企画係長の高橋勲さんは「イルカの健康状態を見ながらショーの準備を進めたい」と目玉企画の復活を心待ちにした。