ドジャース、大谷翔平ら「MVPトリオ」不発 ベッツ不運、フリーマンは故障悪化で途中交代…宿敵とのシリーズに暗雲
◇6日(日本時間7日) ナ・リーグ地区シリーズ第2戦 ドジャース2―10パドレス(ロサンゼルス) ◆大谷翔平、気合満点のバット投げ…同点3ランに絶叫【動画】 ドジャースは大敗し、1勝1敗のタイとなった。打線が沈黙し、犠飛の1点しか奪えなかった。自慢の「MVPトリオ」がノーヒットでは、打線が活気付かない。 頼みの1番・大谷翔平はダルビッシュの巧みな変化球に翻弄されてなす術がなかった。2番ベッツは1回に本塁打性の当たりを放ったが、左翼プロファーがホームランボールをキャッチ。待望の安打がつかず、その後3打席凡退と精彩を欠いた。 ベッツは昨年の地区シリーズで11打数無安打と全く打てず、米メディアから厳しい指摘を受けた。今季は流れを変えたいところだが、第1戦、2戦と安打なしと見せ場がない。本人も落胆の色が隠せず、「全部アウトなんだから、ひどい状況だ。なんと言ったらいいか分からない。ベストを尽くしているが、明らかに足りていない。本当に苛立つが、できる限りのことをやって好転するのを祈るしかない」と吐き出した。 さらに、右足首のけがを負いながら強行出場している3番フリーマンは途中交代。ロバーツ監督の説明によれは、「試合途中で、足首がかなり痛いという連絡を受けた。かなり辛そうで、もう続けられない状態だった」という。第3戦以降、出場できるか、不安は募るばかりだ。 2年前のパドレスとの地区シリーズも第2戦を落とし、その後敵地で2連敗。同じ轍は踏みたくないが、暗雲が立ち込めている。 (写真はAP)
中日スポーツ