男女日本代表の激励会「日本一丸」イベントにファン約300人 女子監督「金メダルと決めて…」男子監督「ベスト8」/バスケ
日本バスケットボール協会は3日、パリ五輪に臨む男女日本代表を激励する「日本一丸」イベントを東京・有明アリーナで開催した。ファンクラブ会員約300人が集まる中、男女代表選手が和気あいあいとした雰囲気で、五輪での活躍を誓った。男子でトム・ホーバス監督体制となって初めて代表に参加した八村塁(26)=レーカーズ=はコンディション調整のために欠場した。 バスケットボールで日本が、男女そろって海外の五輪に出場するのは1976年モントリオール五輪以来、48年ぶり。開催国としてともに出場した2021年東京五輪では、こうした激励会は行われなかった。 「女子も男子も一緒というのは、すごくうれしい。素晴らしいこと。心から感謝します」 東京五輪では女子代表を指揮した男子代表のトム・ホーバス監督が笑顔で話した。 イベントは男女が互い違いに並んで座り、和気あいあいとした雰囲気。選手同士が質問しあうコーナーで、馬場雄大(28)=長崎=が赤穂ひまわり(25)=デンソー=に「僕は(赤穂と)似ていると言われたことがあるんですが、どうですか」と質問すると、場内モニターは隣に座る赤穂との2ショットに。赤穂が照れながら「あとで写真を撮ってください」と答えると、ファンから温かい拍手が起きた。 ファンが質問するコーナーでは、4日から同会場で行われる国際強化試合(女子・ニュージーランド戦、男子・韓国戦)を観戦するという男の子が「3点シュートを何本入れてくれますか」。男子の河村勇輝(23)=横浜BC=が「僕は3本、富永(啓生)選手が5本決めてくれます」と答え、女子の林咲希主将(29)=富士通=は「じゃあ6本で、頑張りたいと思います」と約束した。 女子代表の恩塚亨監督は「金メダルを取るとみんなで決めて、チーム一丸で頑張っている」。ホーバス監督は「目標はベスト8。(リールで行われる1次リーグを突破して)パリで試合をしたい」と言明。「熱い応援をください」とファンに求めた。(只木信昭)