巨人大物OBが暴行疑惑の山口問題に苦言。「規律甘い。高額罰金を徴収せよ」
その上で広岡氏は、山口には、過去に例を見ないほどの重いペナルティを科すべきだ、と主張した。 「山口には、高額な罰金を課すべきだと思う。そうでもしないと反省しないだろう。取った罰金は、本人にわからないように山口の親に返してやればいいのだ」 プロ野球の過去の最高罰金額は、実は巨人が、1998年にガルベスに科した4000万円とされている。1998年7月31日の阪神ー巨人戦で、微妙なコースをボールと判定されたことに激怒したガルベスが、球審にボールを投げつけるという暴挙で退場となったが、巨人は「紳士たれ」の精神にのっとりガルベスに無期限出場停止処分と、驚くほど高額な罰金4000万円を科したのである。 当時、ガルベスに払っていた2億円の高額年俸を減俸したものだが、山口の4年総額8億円と推定される巨大契約から、もし高額罰金を取るとすれば、数千万円規模のものになるだろう。 現在、警視庁が傷害と器物損壊の疑いで捜査中で、巨人も内部調査を進めている。巨人の処分は、それらの捜査、調査が終了し、事実関係を確認してから早急に行われるだろうが、今後の巨人の姿勢を示すような厳格な内部処分を下さねば、ファンも納得せず、今後の再発防止にもつながらないのかもしれない。 (文責・駒沢悟/スポーツライター)