鉱工業生産2.8%上昇 7月、基調判断を上方修正
経済産業省が30日発表した7月の鉱工業生産指数速報(2020年=100、季節調整済み)は前月比2.8%上昇の102.8だった。上昇は2カ月ぶり。基調判断を1年4カ月ぶりに上方修正し「一進一退」とした。前月までは「一進一退ながら弱含み」だった。 業種別では、全15業種のうち、ノート型パソコンを含む電気・情報通信機械や、半導体製造装置を含む生産用機械など14業種で上昇し、石油・石炭製品は低下した。 経産省の担当者は「企業の生産に対するマインドが改善している」と指摘した。先行きは8月が2.2%の上昇、9月は3.3%の低下と見込んだ。