ショットやパットの前は「息を3秒吸って、3秒吐く」。打ち急ぎや気持ちの焦りがなくなる「呼吸法」を女子プロのトレーナーが解説
斎藤トレーナー直伝の「リズムトレーニング」
①メディシンボールで左右チクタク≪メトロノーム:80bpm≫ メディシンボールなど2~3キロの重さがある物を両手で持ち、一定のリズムで左右に動かす(チクタク)。骨盤は固定し、ひじを伸ばし、腕だけでリズミカルに動かそう。 ②ワンフットで左右チクタク≪メトロノーム:80bpm≫ 1番目のリズムトレーニングを片足立ちで行う。難度が格段にアップするが、軸がブレないようにキープすることで、リズム感が磨けるのと同時に体幹強化にもつながる。
③スクワット≪メトロノーム:90bpm≫ メトロノームのテンポに合わせてスクワットを行うと普通のスクワットとは違ったトレーニングになる。上半身の姿勢をキープしたままリズミカル&スピーディに上下動する。 ④ツイストスクワット≪メトロノーム:90bpm≫ テンポに集中すると細かい動きが気にならなくなるが、それがリズムトレーニングの効果のひとつ。スクワットにツイストの動きを加えると体幹強化のトレーニングにもなる。
⑤直立ジャンプ≪メトロノーム:90bpm≫ テンポに合わせて、ただジャンプするだけでもリズム感は磨ける。「ジュニアによくやらせるメニューです」(斎藤氏)。単純なジャンプの動きでリズム感を出せるかが重要だ。 ⑥前後足入れ替えジャンプ≪メトロノーム:90bpm≫ 直立ジャンプに慣れたら足を前後に広げ、ジャンプしながら足の前後を入れ替える。テンポを合わせることに集中しよう。テンポを速くすれば、下半身強化のトレーニングになる。 ⑦サイドステップ≪メトロノーム:80bpm≫ 直立して両手を胸に当てた姿勢から片足を真横に踏み出すと同時に上半身を90度回すサイドステップ、姿勢や形より、テンポを意識することで動きの連動性が高められる。
⑧180度回転ジャンプ≪メトロノーム:80bpm≫ 足を肩幅に開き、テンポに合わせてジャンプすると同時に体を180度回転させる。次のタイミングで体を逆回転し、スタートの姿勢に戻る。テンポに合わせて連続して行おう。 TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa MODEL/Kanako Mizutani、Rinako Kurokawa(GOLULU) ※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月5日号「リズムと心拍数 その深い関係」より
週刊ゴルフダイジェスト