動画を倍速で見る人は「幸福度のコスパ」が悪い納得のワケ
コスパやタイパが重要視され、より効率よく無駄なく生きることが求められている昨今。とはいえ「役に立つかどうか」ばかりを意識して生きる人生は味気ない。人生の選択に迷ったとき、私たちは何を優先して生きていけばよいのか。「人生は思い出集め」と語る著者が、毎日がちょっと楽しくなる考え方を解説する。※本稿は、コハラモトシ著・樺沢紫苑監修『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 ● 人生は選択の連続だけど いざ選択するとき迷ってしまう 人生は選択の連続で、日常の些細なことから、人生の岐路になるような大きなことまで色々あります。 選択する時に迷いやすい人も多く、迷う時間を無駄に消費するのが嫌な時のために、「選択する時の3つの考え方」を紹介します。 そもそも、「正しい選択をする」のは不可能です。 その時は「正しい」と思った選択も、後になって「間違い」に感じることもあるし、どちらか選んだ時点で、「あっちのほうが良かったかも……」と後悔は生まれるので。 どんな選択をしても後悔が生まれるのなら、「正しい選択をする」よりも、「選択したものを正解にする」という考え方がシンプルでいいと思っています。 そうはいっても後悔は減らしたいし、「比較検討すると、こっちが良さそう」みたいな場面は出てきます。そんな時は、2つ目。 それを選ばなかった時の後悔の度合いを想像してみます。 「やる」か「やらない」かの選択肢の場合は、やらない後悔が大きかったりします。 「やる」を選べば、何かしらの答えが出てスッキリするけど、「やらない」を選べば、「もし、あの時やっていたら……」という後悔がずっと付きまとうからですね。 その中では、人生を左右するような大きな選択もあります。そんな時は、3つ目。 ● どうしても選択に迷う場合は 人生が面白くなり得るほうを選ぶ 「どれが自分の人生が面白くなるか?」って選び方です。 人生を漫画のストーリー、自分が主人公として、「それを選択した時にドラマチックになるか?」みたいな考え方ですね。 なんのイベントもない淡々とした日常よりも、失敗やピンチを乗り越える物語のほうが応援したくなるように、自分を主人公として人生の物語を進む時に、面白くなりそうな選択をするってことになります。 選択を迷うのは、物事に“最適解”があると信じているからです。 それを間違えた時に、「何かを失ってしまう」と思って不安になります。 でも、最適解はないし、あったとしても正解を出し続ける人生は不可能です。