不倫相手の家から帰宅後に妻と1歳の娘を殺害した男 涙ながらに語った1歳の娘を殺害した動機「妻の殺害現場を見ていて、覚えているかもしれないと…」
■妻の殺害現場を見た1歳の娘はその時…
そして妻殺害時の犯行の一部始終について語った。 弁護側: 「その時、純ちゃんはどうしていましたか?」 渡辺被告: 「リビングにいてこっちの様子を見ていたが、ぐったりしている妻を起こそうと亡くなった妻の頭をはたいていた」 こう話した渡辺被告は時折、声をつまらせ、涙を流しながら説明していた。 その後、純ちゃんを殺害した当時の状況についても泣きながら話した。 渡辺被告: 「妻を殺害した一部始終を見ていた。生後1年だけど、もしかしたら覚えているかもしれないと思って首にロープをかけて締めた。妻の顔に見えて怖くなった」 弁護側: 「いま事件を振り返って2人に声をかけるとしたら?」 渡辺被告: 「苦しかったよね。いい夫になれなくてごめんね。いい父親になれなくてごめんね。と声をかけたい」
■殺人未遂については否認続ける
一方、被告人質問は検察側からも行われた。 検察側: 「警察や検察の取り調べでははじめに、記憶の通り話してほしいと説明していたし、警察が言って欲しそうなことなどは言わなくていいと伝えていた。その上で渡辺被告は『風呂に沈めて殺すことも考えていた』と取り調べの時に言っていたが覚えているか」 渡辺被告: 「よく覚えていない」 検察側: 「警察は当時、湯船の話しなど出していない。それなのにあなたが言い出したということは、以前からそういった考えがあったから取り調べの時に話しが出たのではないか?」 渡辺被告: 「取り調べの時の心情はよく分かりません」 検察側: 「つじつまが合っていないとは思わないか?」 渡辺被告: 「よく分かりません」 このほか、「殺害のために塩化カリウムの静脈注射や風呂に沈める方法も考えていたと自ら話していた」と指摘を受けるも「記憶があいまいで混乱していたから」と改めて殺害時以前の殺意については否認した渡辺被告。 8日の裁判では被告人質問のほか被告人の父親などが出廷する予定だ。
NST新潟総合テレビ
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