東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…“過去最高業績”に“33%の増配”と〈絶好調〉の値上がり1位銘柄の正体【先週末の株価】
東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年10月11日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:コシダカホールディングス〈2157〉……前日比+150円(+15.26%)/終値1,133円 【売買材料】 ストップ高。10月10日(木)取引終了後、24年8月期の連結決算および25年8月期の業績予想を発表。25年8月期は、2ケタの増収増益予想で、過去最高業績を更新する見通しとした。さらに、年会配当予想を前年同期比6円増配の24円としており、これらが材料視されて買いが広がった模様。 2位:サムティホールディングス〈187A〉……前日比+285円(+10.20%)/終値3,080円 【売買材料】 10月11日午後2時20分、東京証券取引所は同社株式の売買を一時停止。これについて、東洋経済オンラインは同日、「東証プライム上場の不動産会社『サムティホールディングス(HD)』を、シンガポール系の投資ファンド『ヒルハウス』がTOB(株式公開買い付け)によって買収する方針を固めたことが東洋経済の取材でわかった」と報じている。なお、TOB成立後、サムティホールディングスは上場廃止とのこと。 3位:酉島製作所〈6363〉……前日比+234円(+9.06%)/終値2,817円 【売買材料】 10月11日、日本経済新聞が朝刊で「産業用ポンプのビジネスが活況に沸いている」と報道。そのなかで、同社については北アフリカからの受注が相次いでいると紹介されたことが好感された模様。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:トレジャー・ファクトリー〈3093〉……前日比-227円(-13.84%)/終値1,413円 【売買材料】 10月10日(木)取引終了後に発表した、25年2月第2四半期累計(3~8月期)連結決算において、24年6~8月の純利益が前年同期比2ケタ減となったことが判明。これが嫌気された模様。 2位:松竹〈9601〉……前日比-1,069円(-10.36%)/終値9,246円 【売買材料】 10月11日(金)午後2時、25年2月期の連結業績予想の下方修正を発表。最終損益予想は35億円の黒字から、5億8,000万円の赤字に転じると見込んでおり、これが投資家から嫌気された模様。 3位:OSG〈6136〉……前日比-174円(-8.89%)/終値1,782.5円 【売買材料】 10月10日(木)取引終了後、24年11月期連結業績予想について、営業利益を230億円から190億円に下方修正すると発表し、売りが広がった模様。
THE GOLD ONLINE編集部(株式投資取材班)