『トロット・ガールズ・ジャパン』集大成ライブに歌姫が集結!スペシャルユニット「アトランティスキツネ」と「sis/T」が感激の初歌唱
「アトランティスキツネ」と「sis/T」が新曲を披露
ボルテージの上がったステージに登場したのは、ソヒさん&かのうさんによる日韓デュオ・アトランティスキツネ。 韓国のトロット歌手、チャン・ユンジョンさんが2004年に歌ってヒットさせた『オモナ』のカバーを情熱的な振り付けとともに披露し、息の合ったパフォーマンスで魅せました。 デュエット曲の最後を飾るのは、「歌唱力2トップ」と紹介された歌心さんと福田さんによる『異邦人』(久保田早紀・1979年)。 歌心さんの鈴の音色のように響く歌声と福田さんの艶のある声が重なり、夕暮れどきにぴったりなステージを展開。美しいハーモニーで観客を魅了しました。 続いては、今秋にデビューを控えており、この日が初お披露目となる「sis/T(シス)」が登場。太良さん、MAKOTO.さん、かのうさん、あさ陽さんから成るスペシャルユニットが、“ヒャダイン”こと前山田健一さんがプロデュースしたデビュー曲を披露することに。 その前に「振り付けを覚えてほしい」とダンスのレクチャータイム。かのうさんが「こうやったり、こうやったり…」とジェスチャーを交えて紹介するも、あさ陽さんから「『こうやって』しか言ってない(笑)」とツッコまれ、会場はあたたかい笑いで包まれました。 そして、いよいよ『愛のバッテリー』を披露。2009年に韓国のトロット歌手、ホン・ジニョンさんが歌い、ヒットした同名の楽曲をベースに、現代風のアレンジが加わり、会場もさらにヒートアップ。この日一番の盛り上がりをみせました。
歌心りえの“奇跡の歌声”にトロットァンがうっとり
本イベントのトリを飾ったのは歌心さん。韓国のオーディション番組で視聴者だけでなく、審査員も感動の涙を流した『道化師のソネット』(さだまさし・1980年)を披露。 1フレーズを歌っただけで会場から大きな拍手が起こり、皆がこの瞬間を待ち構えていたことを感じさせます。 歌心さんの澄みきった声は夏の暑さを忘れさせてくれるように涼やかで、観客は誰もがその一節一節に耳を傾けていました。 曲の後半には全員がステージに登場。夏の終わりを惜しむように腕を大きく左右に振ってステージを盛り上げ、今度はステージ上から客席にサインボールを投げ入れて最後の交流を楽しみました。 そして、一人ずつ挨拶。 福田:このステージに立つのは、実は2回目です。8年ぶりに立ちました。もう一度立つことができて、心から嬉しく思っています。来年も絶対みんなで出ようね! MAKOTO.:皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか?まさか「sis/T」として4人で曲を披露できるとは思っていなかったので、思い出に残る日になりました。 寿理:今日は早起きして、東京に来てよかったです。楽しんでもらえましたか?ぜひまた私たちに会いに来てくれると嬉しいです。 住田:暑い中、本当にありがとうございました。大丈夫ですか?バテてないですか?今日はすごく楽しかったです。また私たちに会いに来てください。 あさ陽:皆さんのあたたかい笑顔と拍手、一緒に口ずさんでくださったり、踊ってくださったり、私も皆さんから元気をもらいました。これを糧(かて)にこれからも頑張っていきます。 かのう:(サインボールを手に)これを投げたいところに飛ばそうとしたんだけど、風のせいでうまくいかなくて、投げ方が下手だったかなと思って(笑)。それが今日一番印象に残っていることです。 あとは、「アトランティスキツネ」や「sis/T」として曲をお披露目できてよかったです。皆さん暑い中、ありがとうございました。 ソヒ:今日が最後のステージで、本当に残念ですが、皆さんがいてくださるからすごく嬉しいです。これからも私たちは一生懸命に歌いますので、応援してくださいね。 太良:暑い中、ありがとうございます。皆さんの顔がはっきり見えているので、すごく嬉しいです。「sis/T」のメンバーとしてデビュー曲を発表できたことも嬉しかったです。 natsuco:『トロット・ガールズ・ジャパン』のオーディションが始まったのは昨年の今ごろだったのですが、まさか1年間でこの大きなステージに自分が立っていることが大きな驚きで、人生どうなるかわからないなって。挑戦してよかったです。これからも日本の名曲を届けながら、音楽の力を届けていきたいなと思います。 歌心:最後までありがとうございました。『トロット・ガールズ・ジャパン』で歌謡曲、懐かしい曲、名曲をそれぞれの形で歌いついで、届けていきますので、あたたかい応援を送ってもらえたらなと思います。 ラストは全員で『青い珊瑚礁』(松田聖子・1980年)を大合唱。どの顔も達成感にあふれた笑顔で、にぎやかにステージの幕を下ろしました。
めざましmedia編集部