ブンデスの《ドリブル成功数ランクTOP5》に注目を ドイツ代表に揃う2列目の仕掛け屋たち
ドイツ代表選手が4人ランクイン
2022年のワールドカップ・カタール大会でグループステージ敗退に終わり、その後の親善試合でも結果が出ていないドイツ代表。自国開催となる今夏のEURO2024へ不安もあるが、それでも抱えているタレントは豪華だ。 攻撃面で注目したいのは、個の力で仕掛けられる2列目の魔術師たちだ。 例えばバイエルンのジャマール・ムシアラだ。バイエルンは15日にブンデスリーガ第26節でダルムシュタットと対戦し、5-2と勝利を収めている。この試合で目立っていたのが21歳のムシアラで、緩急をつけたドリブルで次々と相手DFを突破。このゲームだけでムシアラは実に11回ものドリブルを成功させている。 今季のブンデスリーガ全体で見ると、ムシアラはここまでリーグ第2位となる79回のドリブルを成功させている。相手のタイミングを外すのが上手く、狭いスペースでも突破できてしまう特別なテクニックを備えているのだ。ムシアラは開催国としてEURO2024を戦うドイツ代表にとっても特別な存在だ。 他にも魅惑のドリブラーがいる。ブンデスリーガのドリブル成功数ランク1位には、ムシアラと同じバイエルン所属のドイツ代表FWレロイ・サネで91回、3位はレヴァークーゼン所属のMFフロリアン・ヴィルツで74回、第5位にはシュツットガルトMFクリス・ヒューリッヒで64回を記録している。 この4人はドイツ代表の2列目で重要な存在となるはずで、個の能力で違いを生み出せてしまうのは何とも頼もしい。ワイドな位置から仕掛けるサネ、ヒューリッヒ、中央からの崩しを得意とするムシアラ、ヴィルツの組み合わせは興味深く、代表でどう絡むのか楽しみだ(数字は『WhoScored』より)。
構成/ザ・ワールド編集部