13日の契約更改交渉で大幅昇給となった広島東洋カープのアドゥワ誠投手（26）は「（球団に）いい評価をしてもらった」と笑顔を見せた。今季年俸から2200万円増となる3400万円で来季の契約を結んだ。
2019年以来の先発に再転向した今季は、18年に並ぶ自己最多の6勝（4敗）をマーク。8月6日の読売巨人軍戦では、相手打線を3安打に抑えてプロ初の完封勝利を飾るなど、強力な先発陣の一角としてシーズンを投げ抜いた。 この日、広島市南区のマツダスタジアムで取材に応じたアドゥワ投手は、報道陣から最も印象に残った登板を問われ、チームに今季初白星をもたらした3月31日の横浜DeNAベイスターズ戦を挙げた。「野球人生で一番と言えるくらい調子が悪かったが、それでも勝ちがついた。そこから余裕が出た」と振り返った。 オフはマツダスタジアムで自主トレーニングに励む予定で、「変化球の精度も球速もまだまだ。全体的に（能力を）上げたい」と更なる飛躍を誓った。（金額は推定）
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