中村雅俊が語る、ご近所だった昭和の大スターの素顔…卓球は下手、関係ないドラマの打ち上げに招集
俳優の中村雅俊が、8日に更新されたタレントの関根勤のYouTubeチャンネル「関根勤チャンネル」の動画に出演。昭和の大スター、植木等さん(享年80)との思い出を語った。 中村と植木さんは家が「向いの隣」ほどのご近所だったそう。時間ができると、中村宅で卓球勝負。相手は大先輩だが「下手なんだけど、付き合って負けてあげるのはしゃくなので」常に真剣勝負をしていたという。植木さんがドラマなどに出演すると、打ち上げの二次会会場は植木さん宅。中村は「関係ないドラマなのに」呼ばれたこともあったという。 植木さん、中村とも長男、長女、次女、三女の4人の子供で家族構成が似ていたことから、家族ぐるみの付き合いも。「三姉妹はうちに来ることあって、妻(五十嵐淳子)との結婚式のビデオ見たりしてた」と明かした。 中村が主演し1990年代の映画、テレビドラマ「夜逃げや本舗」にヤクザの親分役での出演を植木さんにオファーした際は、1度断られ、プロデューサーたちと自宅まで押しかけ直談判したが「絶対やりたくない表情」をされ意気消沈。そのまま、植木さん宅の斜め前にあった文学座の後輩、渡辺徹さん(享年61)の自宅に押しかけ、夜中の2時過ぎまで酒盛り。のちに渡辺さんが「翌日5時出発でゴルフに行く予定だったのに、中村さんだけじゃなくて知らない男が4人も付いてきて夜中までいた」と愚痴(ぐち)っていたというエピソードも披露した。 結局、断った役は植木さんと「クレイジーキャッツ」で人気を博した谷啓さん(享年78)が演じた。関根は「それはそれでおもしろい」と笑っていた。
報知新聞社