31日の山陰地方は、薄い雲が広がったものの穏やかな天気となりました。午後の松江市の空の移り変わりを見ると、上空に薄い雲が広がっていましたが、徐々に取れて晴れ間も見えました。ただ高気圧の中心は東に移動し、湿った空気が入るため天気は下り坂です。 雲の動きです。今後の天気のカギを握るのは、西日本付近にある秋雨前線の雲と台湾付近にある台風21号の雲です。 台風21号は31日午後に台湾に上陸しました。そして2日には東シナ海を東に進みつつ温帯低気圧に変わる見込みです。その後、本州付近に延びる前線と一体化して西日本付付近に接近すると予想されています。 このため低気圧や前線付近で雨雲が発達し、島根県や鳥取県でも警報級の大雨になる恐れがあります。 １日朝にも島根県西部から雨が降り出し、３日早朝にかけて断続的に降る見込みです。 気象台は、31日夕方から２日夕方までの48時間で、山陰両県の多い所で160ミリの降水量を予想していて、11月としては異例の大雨となる恐れがあります。