牛丼屋からマッスルバー店長に転身 忘れられない営業エピソードを語る「筋肉って国境を越えるんだって思いました」
――自己肯定感という部分に通じますが、かつては筋肉質な体がコンプレックスだったと伺いました。 「めちゃくちゃコンプレックスでしたね。中学校の頃から脚が太いって言われて、男子からすごくけなされていました。とはいえ、筋トレ界隈ではまだまだ脚が細いほうです。スクワットをがんばってきたから、少しは脚の筋肉がついたかなと思います」 ――今までお店で営業してきて、忘れられないエピソードはありますか? 「以前、ビルの6階の狭い店舗で営業していた時に、オーストラリア、アメリカ、カナダ…とかいろいろな国から別々のグループが4組ぐらい来店されたことがありました。1組3~4人の男性グループだったんですけど、気づいたら全員上半身裸になって、みんな仲良くなっていたんです。筋肉を通じてコミュニケーションが成立した瞬間でしたね。それを見て私たちも、『よかったね』って話して、それがめちゃくちゃ印象深かったです。筋肉って国境を越えるんだって思いました」 ――ズバリ、そんなマッスルガールズの魅力は? 「いろいろな意味で世界に1つしかない場所だと思います。お客様に向けてもそうですし、たとえば日本でトレーニングしている女の子に向けてなら、自分たちが日々がんばっていることをここまで肯定してくれる場所は他にないんじゃないかなと思うので、そういう意味ではマッスルガールズってお客様にとっても、トレーニングしている女子にとっても唯一無二の場所なのかなと思います」 ――ハリマッスルさんはボディコンテストに挑戦しており、店内でも140kgのお客様をお姫様抱っこするなど、屈指の筋肉女子でいらっしゃいます。今後の目標はいかがですか。 「2023年は日本女子チャレンジカップフィジーク選手権大会(8月20日開催、きゅりあん)しか出ていませんでした。今年はバルクアップ期間にあてて、もっとでかくなることがテーマです。もう、誰もがびっくりするぐらいでかくなってやろうと思っています。将来的には、女子フィジークのカテゴリーで日本選手権に出たいですね。もちろん出るだけじゃなくて、あと3年かけて日本選手権で入賞できるぐらいの体になりたいです」 ――最後に読者へのメッセージをお願いします。 「一言しかないんですけど、筋トレするとマジで人生変わります。私がそうでした。詳しく聞きたい方はぜひマッスルガールズに来てください!」
取材・文・写真/森本雄大