全米メディアは大谷翔平の左膝手術が来季の二刀流復活に支障ナシとの見解!「投手復帰は遅れない」
記事では、エプラーGMのコメントを紹介。 エプラーGMは、「これまで大谷は症状をほとんど感じることなく、今年まで彼のキャリアで悩まされることはなかった。エンゼルスは春季キャンプで、膝に違和感を覚えた大谷にMRIを受けさせたが、それまでチームは大谷が、この先天的な症状を持つことに気が付かなかった。今シーズンは、時折この症状に悩まされたが、大谷が投球プログラムの強度を上げた際にさらに障害が顕著に表れた」と説明した。 またシーズン終了を待たずに手術を行った理由として、「膝が腕の問題につながる恐れを懸念した」というエプラーGMの談話を使って伝えた。 ロサンゼルス・タイムズ紙は「大谷の膝の手術、エンゼルスのマウンドへの復帰を遅らせず」との見出しで、大谷の膝の手術が二刀流復活に影響を与えないという見解で報じた。 記事は「エンゼルスは大谷にシーズンの最後までプレーすることを許可していたが、大谷が懸念を見せた。8月に彼のブルペン投球の強度を上げた際に膝に違和感が出た。彼は違和感をかばおうとして、また腕に問題が及ぶことを恐れた」と背景を紹介。 「大谷は9月1日のブルペン投球後にマウンドで投げるのを止めている」と続けた。 また「エンゼルスは左膝の問題が25歳(の大谷)の打撃に影響を及ぼしていないと判断した。彼のベースを駆け抜ける走力やボールを打つ際に入れる力の具合は、ベーブ・ルース以来となる真の二刀流としての旋風を巻き起こしてア・リーグの新人王を勝ち取った昨年と何も変わらない」と伝え、「投球のみが左膝蓋骨(の問題)で大谷のプレーに支障をきたした」と指摘した。 今後の復帰の見通しとして、「エンゼルスはこの問題が今シーズン後も引きずるとは考えていない。彼は、10月初めには投球を再開する。この膝の手術から8週間から12週間以内に彼はマウンドに戻り、2020年シーズンに打者、投手としてプレーする準備をするためにアリゾナ州テンピに姿を見せるだろう。そこまでにトミージョン手術のリハビリを終え、休息を取ることになる」と伝えた。 「大谷が、健康な状態で復帰することは、故障や不振、タイラー・スカッグスの死で崩壊した今年の投手陣に恩恵をもたらすだろう。大谷は、2018年6月に最初に肘を痛めるまで、昨シーズンはエンゼルスで最も有力な投手だった」と続け、来季、大谷が投手としての復活を遂げることに疑いがないことを強調していた。 “二刀流”復活へ向けて万全を期す手術のようだが、肘のリハビリのまだ途中段階だけに不安は残る。