13年ぶりに新曲をリリース!デビュー25周年を迎えた”伝説のアイドル”後藤真希に直撃インタビュー
「スタッフに言われた場所に立って…………それがそのままジャケット写真になっていました。センターという意識は全くなかったんです」 【画像】美貌が健在!カメラに向かって微笑む”ゴマキ” 1999年、当時13歳の中学生がたまたま見ていたバラエティ『ASAYAN』(テレビ東京系)でオーディションの告知を目にし、試しに応募したことで人生が急展開した。「10年に一度の逸材」とつんく♂(55)に絶賛されて『モーニング娘。』の一員になるや、グループ初のミリオンセラーとなる『LOVEマシーン』でいきなりセンターに抜擢。後藤真希(38)は突然、トップアイドルとしての人生を歩み出すことになった。 東京の下町・江戸川区の中学生だった後藤が「デビューして半年くらい働きっぱなしでした」と当時を回顧する。 「芸能人はテレビに出ている時だけ仕事していると思っていたんですけど、実際は、テレビに映っていない時もひたすら仕事をしていた。加入後の鬼のようなスケジュールに驚愕しました。『モー娘。』だけではなく、『プッチモニ』などいくつもユニットを組んで、それぞれで歌番組に出て、ライブをやって、ラジオに出て、雑誌の取材を受けて、年末や正月のテレビの生放送にも出て……。短期間でたくさんの歌を覚えて、振りを覚えて、フォーメーションも覚えなきゃいけない。本当に怒涛の日々でした」 人気が出たことに対する喜びより、「目の前のことでいっぱいだった」という後藤。だが、「一番辛かったこと」を問うと、意外な回答が返ってきた。 「本当に子供だったから……ご飯を食べる時間をちゃんと取れないことが辛くて投げ出したくなりました(笑)。先輩メンバーがはすでに振りを完璧にできていたからゆっくりご飯を食べていたけど、私はまだついていけなくて。でも、何も食べないとさすがに耐えられないから、5分で食べて、またすぐに練習したりと、日々に本当に追われていました」 ’02年にグループ活動を卒業。以後、ソロとして活動してきたが、’11年に、 「ゴマキではない自分、後藤真希という普通の自分に戻ってみたい」 と、芸能活動の休止を発表した。 「休業に入ってしばらくは音楽を一切聴かなかったですね。音楽が義務みたいな感覚になりつつあったので、何も聴かず、何も考えない時間をあえて作りたかったんです。そのおかげで、自分の歌ややりたいことを見つめ直すことができました。仕事をしていた時は旅行に行けても日帰りで韓国に行くくらいしかできなかったのですが、卒業ライブが終わって割とすぐにニューヨーク旅行に行けました。仕事ばかりだった日々から解放されて、良いリフレッシュになりました」 衝撃のデビューから25周年となる今年。13年ぶりの新曲『CLAP CLAP』を7月31日にリリースした。9月4日にはミニアルバム『prAyer』を発売。さらにライブも控えている。新曲に、後藤はある思いを込めていた。 「以前から、ライブでファンの方とキャッチボールのような交流をするのが好きでした。自分が振りを間違えた時に、それが意外と観客席からもよく見えたりします。『いま間違えたでしょ』って茶化してくるファンがいて面白かったです。逆に完璧にできた時に、私はドヤ顔してやりました(笑)。 新曲は、イントロがよくて、『Aメロまでの部分はライブでこの曲をやった時に盛り上がりそうだな』って思っています。いろんな候補がありましたが、再始動にあたって『最初は絶対にこの曲だ!』と決めました。曲はどこでも聴けるけど、ライブはその時しか体験できない。同じ曲でも違う迫力を感じてもらえるようなライブ作りを心掛けています。 13年前に比べて、今は曲が聴ける機会が多くなっています。例えばTikTokやYouTubeでは、いろんな人がカバーして踊る動画をアップしています。私も先日、『Number_i』さんの『BON』を踊ってみました。自分とファンの間だけではなく、新しい形でたくさんの人に見てもらえたら嬉しいです」 新曲のMVのテーマは「転生した後藤真希」。力強い歌声と激しいダンスを魅せる“新しいゴマキ”が動き出す。 ◆リリース情報MINI ALBUM 「prAyer」 2024.9.4 (水) release ◆ツアー情報 「後藤真希 25th anniversary live tour 2024 ~ pr∀yer ~」 【公演日程・会場】 2024年9月16日(月祝)[兵庫]あましんアルカイックホール・オクト 2024年9月21日(土)[東京]山野ホール
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