救急車が縁石に接触事故、搬送が4分遅れ 病院で死亡確認 鳥栖市
鳥栖・三養基地区消防事務組合は28日、鳥栖市内で心肺停止中の病人を救急搬送中、救急車が接触事故を起こして搬送が約4分遅れたと発表した。病人は搬送先の病院で死亡が確認された。搬送先の担当医によると、遅延が直接死亡には影響していないという。遺族に事故状況の説明と謝罪を行った。 同組合によると、26日午後1時ごろ、家族から119番を受けて病人を自宅から救急搬送した。幅2メートルの三差路を救急車が右折する際に左前方のバンパーが縁石に接触した。車外に出て走行に支障がないかを確認し、病院搬送が約4分遅れた。 同組合の船津直樹消防長は「冥福を祈り、家族におわび申し上げます。事案を検証し、再発防止の徹底を図りたい」としている。(樋渡光憲)
樋渡光憲