【写真：Getty Images】

　10月シリーズのワールドカップ（W杯）アジア最終予選でも錚々たる選手が名を連ねるサッカー日本代表はファンを魅了してくれた。そんな彼らの能力を数値化するのは極めて困難なことは承知の上で、今季のスタッツを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは日本代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。（成績、市場価値は10月16日現在。『transfermarkt』を参照）

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15位：町田浩樹（ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズ／ベルギー） 生年月日：1997年8月25日 市場価値：1000万ユーロ（約16億円） 24/25リーグ戦成績：10試合0得点0アシスト 日本代表通算成績：14試合0得点0アシスト 　町田浩樹が日本代表での評価を高めている。怪我のために選外が続く伊藤洋輝が不在の期間に3バックの左センターバック（CB）で出場機会を得ると、いずれの試合でもハイパフォーマンスをみせた。 　町田の特長の一つが「フィジカル」能力の高さだ。190cmという上背を活かした空中戦の強さは日本代表の中でも屈指のものがあり、長身が揃うオーストラリア代表の選手相手にも対等以上に渡りあった。日本代表はAFCアジアカップ2023で露骨に空中戦の弱さを突かれており、そうした相手にも有効なオプションとなるだろう。 　ビルドアップでも存在感を見せている。「攻撃」や「スキル」の能力値も以前と比べると伸びており、9月に行われた中国代表戦では自らの縦パスから2得点を演出した。 　こうした日本代表での活躍は所属するサン＝ジロワーズでも同じ3バックを使用していることが大きいだろう。この調子で結果を残せば、現在離脱している冨安健洋と伊藤洋輝が復帰して以降も出番を得られるはずだ。