3月15日（金）、日産自動車株式会社と本田技研工業株式会社は自動車の電動化・知能化に向け戦略的パートナーシップの検討を開始する覚書を締結したことを発表した。 【F1ハイライト】F1 2024第2戦サウジアラビアGP決勝 　日産とホンダの協業の可能性に関しては、一部メディアから報道されていたが、15日（金）に両社は連名でリリースを発行し、戦略的パートナーシップの検討へ動いていることが正式に明らかとなった。 　両社はカーボンニュートラルや交通事故ゼロ社会に向けた取り組みを更に加速するために不可欠な、環境対応技術・電動化技術・ソフトウェア開発などの領域の強化のために強みを持ち合い、将来的な将来的な協業を見据えた検討が必要と考えたと説明している。 　今後、日産とホンダは具体的には「自動車車載ソフトウェアプラットフォーム、バッテリーEVに関するコアコンポーネント、商品の相互補完など、幅広いスコープで検討を進めていく」という。 　なお日産の代表執行役社長兼最高経営責任者を務める内田誠は「今後加速するモビリティへの変革に対し、中長期的な視点で備えをしていくことが重要であり、今回、両社が共通の課題意識のもと、合意に至ったことは大変意義深いものだと考えています。今後、両社で論議を重ね、持続的成長に向けて、WIN-WINとなる結論が見いだせることを期待しています」とコメントを寄せた。 　また本田技研工業株式会社取締役代表執行役社長の三部敏宏は、次のようにコメントした。 「100年に一度と言われる自動車業界の変革期において、両社がこれまで培ってきた技術や知見の相乗効果により、業界のトップランナーとして自動車の新たな価値創造をリードする存在となり得るかの観点で、両社のパートナーシップの可能性を検討していきます」