設計変更の静粛性体感 豊田合成がシステム開発
豊田合成は13日、車両の静粛性を高めるシーリング部品の組み合わせに応じて、車内の音の変化を体感できるシステムを開発したと発表した。設計構想の段階で活用することで、従来試作車両で実施していた部品の設計変更を最小限に抑え、開発工数の低減できる。 同システムでは、新型車に搭載する部品の形状を決める前の段階で、開発中のシーリング部品を搭載した際の走行中の音の聞こえ方を体感することができる。豊田合成がこれまで培ってきた、音の実測評価技術を活用している。 今後、人工知能(AI)による機械学習を組み合わせて予測精度を高め、部品の試作前でも音の聞こえ方を予測、再現できるよう、開発を進める。