ボクシング日本タイトルと挑戦者決定戦で事前計量導入へ 来年1月から、試合30日前に規定の12%など制限を設定 東日本協会理事会が承認
東日本ボクシング協会の理事会が14日、東京都内で行われ、事前計量制を導入することが承認された。当面は日本タイトルと同最強挑戦者決定戦が対象で、試合30日前に規定体重の12%、同2週間前に7%までという体重制限を設ける。12月の日本プロボクシング協会(JPBA)理事会で承認を得て来年1月から施行される予定だ。 東日本とJPBAの協会長を兼務する小林昭司会長は「すでに全国にも話をしている。(この形で)ほぼ決まると思っています。ユース王座や日本人対決の東洋太平洋などもやろうという方向です」と、自信を示した。チェックは日本ボクシングコミッションがオンラインで行う。 ここ数年、ボクシングでは計量失格が頻出。今年4月にも、前東洋太平洋フェザー級王者の堤駿斗(志成)が体重超過した。事前計量で体重超過した場合の罰則は現時点では想定されていない。小林会長は「まずやることが大事。計量失格はボクシングへの信頼を損なう。これが抑止力になれば」と話した。
中日スポーツ