岸氏、大差で再選 羽咋市長選 本吉氏に2942票差
任期満了に伴う羽咋市長選は6日、投開票が行われ、無所属現職の岸博一氏(69)=旭町=が7446票を獲得し、無所属新人で前市議の本吉典子氏(42)=滝町=に2942票差をつけて再選を果たした。岸氏は1期4年の実績や国、県との連携強化を訴えて支持を集めた。投票率は70・28%で、2020年の前回選の74・62%を下回った。 ●岸氏「復興を最優先に」 羽咋市川原町の岸氏陣営の選挙事務所では、陣営幹部や支持者ら約200人が詰め掛け、午後9時から開票速報を待った。同10時24分ごろ、当選の知らせが届くと、「よっしゃ」「やった」と歓声が上がった。 事務所に姿を見せた岸氏は「なかなか手応えの見えない選挙だったが、これまで誠心誠意取り組んだことで市民に理解を得られたと思う。復興を最優先に進める」と意気込みを語った。 ●本吉氏「結果は民意」 石川県内初の女性首長に届かなかった本吉氏は、同市本町の選挙事務所で「期待に応えることができず、深くおわびする。結果は民意として受け止める。今後は市民の1人として、羽咋の未来に向けて活動していきたい」と涙ながらに語り、夫の淨与前県議とともに頭を下げた。