県と江原特別自治道友好30周年 高校球児が交流試合
鳥取県と韓国・江原特別自治道の友好提携30周年を記念した日韓高校野球交流試合が16日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で開かれた。両自治体の高校野球チーム計約50人がはつらつとしたプレーで試合を盛り上げ、絆を強めた。 スポーツでの交流を通して日韓の相互理解を図ろうと両自治体が企画した。江原特別自治道から、韓国の大会で優勝経験のある強豪・江陵(カンヌン)高を招き、鳥取県からは秋季県大会優勝校の境高が参加した。 球場には選手らの張りのある声が響いた。境高のチームが江陵高の選手の名前を呼んで応援したり、好プレーに拍手を送ったりと互いをたたえ合う場面もあった。 江陵高2年の李知厚(イジフ)主将(17)は「美しいプレーでいろいろ学んだ。テレビで見ていた日本の高校野球の応援を見ることができてうれしかった」と話した。境高2年の岩本偉琉主将(16)は「フィジカルと体の大きさの違いを感じた」と刺激を受けた様子だった。 17日には、同野球場で米子松蔭高と交流試合を行う予定。
日本海新聞