【イベントレポート】長井かおりさん書籍刊行イベント、「制作秘話」・「メイク実演」あり…大盛況でした!!
長井さんのアイディアの源は!?みなさんの困った! が最大のヒント
――常に新しい提案をし続ける長井さん。アイディアはどうやって生み出している? 「スタッフとディスカッションもしていますが、やはり化粧品の進化からヒントを得ることが多いですね。新しい化粧品に触れることで、はっとしてアイディアが浮かびます。あとはなんと言ってもSNSに寄せられたみなさんからの質問やお悩み。みんなが今何に困っている? というのは大変参考になりますし、それはとても大きいですね。みなさん、DMもコメントも全部見てますよ! 最新コスメとみなさんのお悩み、それをミックスしつつあとは私自身の興味関心。ちなみに今は“眉頭”のことばかり考えています」 眉頭ネタもきっとミモレの連載で公開してくれるはずなので、ご期待を。 「今回、書籍化にあたって、普遍的な内容にしよう! というのを心がけました。雑誌などは旬なものを出していく。でも書籍はずっとそばに置いてもらい、困った時に見直してもらいたいから、ずっと使えるテクニックを入れるというのは鉄則だよね」 ちなみに、ぎゅぎゅっとしっかり開くと本が自然に閉じない、お料理本などに使われるような製本をしているという制作チームのこだわりも。 「どんどん書き込んで欲しいし、思い切って開いてみてほしいですね。読みやすいように字も大きくしましたし、プロセスもたくさんあると難しそうに見えるのでぎゅっと絞りました。とにかくわかりやすい作りになっています」 と、書籍制作の裏話や長井さんのこだわりをたっぷり集ったところで『突撃メイク直し、あなたも限界突破!』のコーナーへ!
ちょっと変えるだけで限界を超えられる!長井メイクの凄さを会場でも体感!
お直し希望の方を会場で募ると、すごい挙手率! お一人めは、そのこさん。肌が艶やかでキレイですが、長井さんの手にかかると…… 「下まぶたメイクは、かわいいだけじゃなくて頬の縦の長さを短くする効果があるんです」とクマや汚れっぽく見えないし、大人にぴったりのくすみピンクで下まぶたメイクを。 さらにくすみローズのリップライナーで上唇をオーバーリップに描いてから、リッププランパーでふっくら見せ! さらに口角コンシーラーできゅっと引き上げつつバランスを整えるというテクニックてんこもり! 2人目は、さきさん。「チークがちょっと消極的かも。この本でもお伝えしていますが、つけている割に見えてこない、つまり効いていないということ。塗るならきちんと効かせましょう!」 と、ベージュみがかかったくすみピンクのチークをハート型に。「くすみがかった色なら大人の肌になじむので大胆に塗って大丈夫! ただ鮮やかな色を大胆に塗るのとは違います。アイテムのチョイスとテクニックがあっての大胆さなので、よろしくお願いします」と長井さん。 チークと足しつつ、さらにグレージュのアイライナーを長めに引き、さらに、首メイクをプラスして、明るいトーンの肌を引き立てます。 そして3人目はゆきさん。 ここで、「ぜひ見せたかった!」という長井さんといえば! の“美肌ゾーン”盛りを。 「ファンデーションが均一にのっていてきちんとメイクされていますが、美肌ゾーンはもっと盛りたい! クマやシミ、年齢とともに痩せてくるこめかみまでカバーするなら、ワントーン明るめの色を選ぶと効いてきます!」 と、ファンデの上から、ワントーン明るいリキッドファンデーションを美肌ゾーンに。「自分ではやっているつもりだけど、他人を見ると客観的に盛り具合がわかりやすいから、勉強してくださいね」とさながらメイク講座状態に。 今回書籍で6パターンも紹介した眉の描き方の1つ、カラーニュアンス眉に。「白みベージュの眉マスカラで眉色を脱色すれば、グレージュの眉ペンシルで好きなだけ描いていいんです。左右差がある場合、下がっているほうは上に、上がっているほうは下に描き足して。ちょっとずつ歩み寄って」 さらにコンシーラーで眉上を消してから、カラーパウダーをかけて完成です。