「指紋は人間のものではない」ペルーで発見された“謎のエイリアンのミイラ”とは?
なかなか断定できない「エイリアンのミイラ」
ペルーで発見された「エイリアンのミイラ」標本は数多いが、偽物も多いようだ。今年1月、ペルーの税関で2体のミイラが押収されたものの、国立法医学研究所は「動物の体の一部を使い、紙や接着剤で組み立てられた作られた人形」と断定した。 しかしすべてが「フェイク」「人形」と切り捨てられるわけではない。今年3月、モーサン氏は声明を出した。これによると、国立サン・ルイス・ゴンザガ大学(UNICA)の科学者10人が、「(マリアを含む)ナスカで発見されたミイラには、地球の進化の連鎖に属さないものが29%含まれている」と結論づけている。 エイリアンの存在をめぐる論争は世界中で白熱した議論がされている。にも関わらず、なかなか終わりが見えない。モーサン氏のように50年のキャリアをかけてエイリアンの存在を証明しようとする研究者もいるが、なかなか決定打となる科学的証拠が出てこないのも事実だ。 そろそろ何らかの「確たる手掛かり」がほしいところ。さらなる研究が進み、最先端科学の裏打ちされた「真実」が待たれる。 【次ページ:動画で確認】2017年に発見された「3本指のエイリアンのミイラ」
文:宮田華子