東京ドーム公演で“TOBEジュニア”デビューも…「ジャニーズそのもの」に見える育成体制に疑問の声
3月14日から17日にかけて、東京ドームで『to HEROes~TOBE 1st Super Live~』が開催されている。滝沢秀明氏(41)の芸能事務所『TOBE』所属アーティストが一堂に会するイベントとあって、ファンの注目度も高い。 【キーマンが揃い踏み】オーラがすごい…!タッキー&三宅健「短パン&ビーサン」バカンス写真 「元『V6』三宅健さん(44)、元『Kis-My-Ft2』北山宏光さん(38)、元『King & Prine』で現『Number_i(ナンバーアイ)』平野紫耀さん(27)、岸優太さん(28)、神宮寺勇太さん(26)、7人組グループ『IMP.(アイエムピー)』らが参加します。3月17日の最終公演はAmazon Prime Videoで約230ヵ国に生配信されるので、世界も意識しているのでしょう」(スポーツ紙芸能記者) 昨年3月の『TOBE』設立からわずか1年で、所属アーティストたちは東京ドームに立つ。当日は豪華なメンバーが揃うが、新たな顔ぶれも登場したことで注目を集めている。それが十代の少年たちからなる“研修生”だ。 「昨春に行われたオーディションを通過した少年たちが、平野さんらのバックダンサーを務める予定です。昨年12月にも『TOBE』アーティストが出演するYouTube番組『とべばん』に10~13歳の男の子5人が登場しましたが、今後、彼らの仕事が増えるかもしれません」(テレビ局関係者) 初々しいルーキーたちの活躍には大いに期待がかかる。その一方で、前出のテレビ局関係者は「彼らを見て、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の面影を感じる」と話す。 「小中学生でかわいらしいルックスなので、ジュニア(旧ジャニーズJr.)を彷彿とさせます。先輩のバックダンサーを務めるのも、旧ジャニーズそのものですよね。以前から指摘されていましたが、“小さなジャニーズ”ができた印象は拭えませんよ」 昨年、“本家”ジャニーズ事務所は創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題が大きな話題になった。一連の問題を受けて、SMILE-UP.に社名変更し、4月1日からタレントのマネージメントを担う新会社『STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)』が稼働する予定だ。「ジャニーズ消滅」の流れが進む中、滝沢氏が“TOBEジュニア”の露出を増やすことに疑問を抱く声も少なくない。 「生前、ジャニー氏が未成年の男の子に性加害を行っていたことが明らかになっています。ネット上では、旧ジャニーズ事務所の未成年のタレントに対する向き合い方を批判する声もありました。滝沢さん自身が問題を起こしたわけではないですが、『TOBE』公式サイトに未成年タレントの育成やルール等に関するガイドラインの記載がないのは気になります」(前出・テレビ局関係者) 『TOBE』が新たな人材を発掘する一方、旧ジャニーズのジュニアプロデュースは順風満帆とは言い難い。昨年9月、一部メディアで関西ジュニア『Aぇ! group』のCDデビューが性加害問題の影響で白紙になったと報じられたからだ。旧ジャニーズファンの女性は表情を曇らせる。 「タッキーはもともと、ジュニアたちのプロデュースを行うAnnex(旧ジャニーズアイランド)のトップだったにもかかわらず、一連の騒動ではなんの説明責任も果たしていません。ここ数年、ジュニアは毎年CDデビューしていたのに、昨年は性加害問題もあってか1組もデビューしませんでした。ジュニアの中には、将来を不安に思う子も多いはずです。タッキーはそんな状況を知りながら、『TOBE』で何事もなかったかのように子供たちをステージに立たせるなんて、理解できませんよ……」 古巣の後輩達が「ジャニーズ」の看板を失う中、滝沢氏は何を思うのだろうか──。
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