アジアカップがついに開幕! 日本、韓国、イランなど優勝候補が軒並み白星発進/アジアカップGS第1節
アジアの頂点を決めるAFCアジアカップカタール2023が12日に開幕し、4日間をかけて各グループの第1節が行われた。 グループAでは、前回大会の王者にして今大会の開催国であるカタールがレバノンと対戦。レバノンの守備を崩せない時間が続いたカタールだったが、前半終了間際にアクラム・アフィフの得点で先制に成功する。その後も2点を追加したカタールが、ホームの大声援を受けながら大会開幕戦を白星で飾った。中国とタジキスタンの一戦は、最後までゴールが生まれずにスコアレスドローで終了した。 グループBは、2015年大会のチャンピオンであるオーストラリアが登場。ミッチェル・デュークやジャクソン・アーバインなどおなじみのメンバーが先発し、インドを2-0で下している。また、この試合はアジアカップ初の女性主審となる山下良美氏や副審の坊薗真琴氏、手代木直美氏ら、日本人審判団がレフェリーを務めた。ウズベキスタンとシリアの一戦は、両者譲らず0-0のまま90分を戦い抜いた。 グループCは、決勝トーナメント進出の本命である2カ国が順調なスタートを切った。香港と対戦したUAEは、先制後に追いつかれて迎えた52分に、ザイード・スルタンがゴールを挙げて勝ち越しに成功。最終的には3-1で香港を撃破した。優勝候補の一角でもあるイランは、開始早々の2分にカリム・アンサリファルドが先制点を奪うと、前半だけで3点を奪うゴールラッシュを披露。4-1で危なげなくパレスチナから勝利を収めた。 グループDでは、“歴代最強”との呼び声高い日本がまさかの苦戦。南野拓実の得点で幸先よくリードした日本だったが、セットプレーから2点を決められ逆転を許してしまう。それでも前半のうちに再逆転し、85分には途中出場の上田綺世が追加点を奪取。苦しみつつもベトナムから白星を飾った。インドネシアと対戦したイラクは、3-1で勝利を収めて盤石な滑り出しを見せている。 グループEには、1960年大会以来の優勝を目指す韓国が所属。バーレーンとの初戦を迎えた“アジアの虎”は、一時同点に追いつかれたものの、今大会注目選手の1人であるイ・ガンインの圧巻2ゴールで難敵を撃破した。マレーシアと対戦したヨルダンは、前半から3ゴールを奪うなど相手を圧倒。4-0の大勝を収め、決勝トーナメント進出に一歩前進した。 グループFでは、タイがFIFAランキングで上回るキルギスを2-0で撃破。スパチャイ・ジャイデッドが2得点を奪ってタイを勝利に導いている。前回大会ベスト16の雪辱を狙うサウジアラビアは、堅いブロックを敷くオマーンに大苦戦を強いられる。14分にPKで先制されると、その後も堅い守備に苦しみ得点を挙げられない時間が続く。しかし、79分にアブドラフマーン・ガリーブが華麗な個人技から同点弾を挙げると、後半アディショナルタイムにアリ・アル・ブライヒが値千金の逆転弾をマーク。サウジアラビアが辛くも勝利した。 今節の試合結果と最終順位表は下記の通り。 ◼︎第1節結果/順位表(勝ち点/得失差) ▼グループA カタール 3-0 レバノン 中国 0-0 タジキスタン 1.カタール(3pts/+3) 2.中国(1pts/0) 3.タジキスタン(1pts/0) 4.レバノン(0pts/-3) ▼グループB オーストラリア 2-0 インド ウズベキスタン 0-0 シリア 1.オーストラリア(3pts/+2) 2.ウズベキスタン(1pts/0) 3.シリア(1pts/0) 4.インド(0pts/-2) ▼グループC UAE 3-1 香港 イラン 4-1 パレスチナ 1.イラン(3pts/+3) 2.UAE(3pts/+2) 3.香港(0pts/-2) 4.パレスチナ(0pts/-3) ▼グループD 日本 4-2 ベトナム インドネシア 1-3 イラク 1.日本(3pts/+2) 2.イラク(3pts/+2) 3.ベトナム(0pts/-2) 4.インドネシア(0pts/-2) ▼グループE 韓国 3-1 バーレーン マレーシア 0-4 ヨルダン 1.ヨルダン(3pts/+4) 2.韓国(3pts/+2) 3.バーレーン(0pts/-2) 4.マレーシア(0pts/-4) ▼グループF タイ 2-0 キルギス サウジアラビア 2-1 オマーン 1.タイ(3pts/+2) 2.サウジアラビア(3pts/+1) 3.オマーン(0pts/-1) 4.キルギス(0pts/-2)
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