95歳の“旧 中日ビル”の設計担当者ら5人も「これは良いなぁ」 4月23日にグランドオープンの“シン・中日ビル”
CBCテレビ
4月23日、いよいよグランドオープンする名古屋・栄の中日ビル。ゴールデンウイークには多くの来館者が予想されます。19日に行われた内覧会にはかつての中日ビルの設計に携わった95歳の男性の姿もありました。 【写真を見る】95歳の“旧 中日ビル”の設計担当者ら5人も「これは良いなぁ」 4月23日にグランドオープンの“シン・中日ビル” かつての中日ビルが、老朽化などが理由で閉館したのは5年前。 そして… (徳田早穂記者 4月19日) 「きょう、中日ビルの商業エリアのすべてのテナントがお披露目されました」 4月19日、内覧会もとどこおりなく行われ、高齢の男性5人組の姿も… (旧中日ビルの建設工事を担当 宮崎忠志さん84歳) 「前の1階とは全然違う」 (旧中日ビルのテナントや劇場の設計を担当 三井富雄さん83歳) 「吹き抜けが1番印象的」 皆さんは新旧・中日ビルの建設を行った竹中工務店のかつての社員。 名古屋在住の小平隆雄さんは最年長、御年95。 (旧中日ビルの初期設計を担当 小平隆雄さん95歳) Q手に持っているのは何? 「これは前の建物の竣工予想図です」 見せてくれたのは、1966年に開業した旧・中日ビルの完成予想図です。 (小平さん) 「これは私が書きました。60年くらい前ですね」 実は小平さん、旧・中日ビルの最初の設計図も書いた一級建築士です。今回生まれ変わった中日ビルのどこに注目するのか? 5人が真っ先に向かったのは、かつてもあった「中日文化センター」と「全国物産観光センター」です。 (小平さん) 「広いですね。なかなか」 (宮崎さん) 「日本全国のアンテナショップみたいになった。ビルの特殊性ができるので良いと思う」 ここには、北海道から沖縄まで全国15の道県事務所が入りました。かつてとの違いは…? ■旧・中日ビルは「抑えが効いてて真面目なビル、地味なビルだった」 (宮崎さん) 「前もあったが2階にこじんまりしていた。広くなった、ワンフロアだから。これは良いなぁ」 そして、6階には旧・中日ビルから受け継いだものが… (三井さん) 「ここに来たんですね」 かつては、玄関ホールの天井を飾っていたモザイク画「夜空の饗宴」。 高度成長期に活躍した大垣市の画家・矢橋六郎(やばし ろくろう)の作品。その一部が今回、6階に移設されました。皆さんの脳裏にかつての記憶が蘇ります。 (宮崎さん) 「吊すのが大変だった」 モザイク画は耐久性が高いことから「永遠の絵画」とも呼ばれていますが… (三井さん・宮崎さん) Q元々、ずっと残せるように作った? 「そうそう。また次のビルに受け継いでほしいね」
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