買い取るべき! レンタル移籍で輝いたJリーガー(8)出場ゼロから優勝のキーマン! 新天地で重宝された男
明治安田生命Jリーグの多くのクラブがオフシーズンに入った。期限付き移籍で今季活躍した選手の去就は、多くの人々が関心を寄せるトピックになっている。ここでは、期限付き移籍先に「買い取るべき」と推薦したくなるような活躍を見せたJリーガーをピックアップして紹介する。
MF:松井蓮之(まつい・れんじ) 保有元→所属先:川崎フロンターレ→FC町田ゼルビア 生年月日:2000年2月27日(23歳) 2023リーグ戦成績:17試合1得点1アシスト 矢板中央高校で全国高校サッカー選手権ベスト4に輝いた松井蓮之は、法政大学を経由して2022シーズンに川崎フロンターレに加入した。しかし、前年度王者の中盤は多士済々の顔ぶれで、松井は出場機会を得ることはできない。1年目、2年目と松井はリーグ戦はおろかリーグカップでも1度も起用されず、出場機会は天皇杯に限られた。 川崎で出番を得られなかった松井は、5月に育成型期限付き移籍でFC町田ゼルビアに加入している。豊富な運動量とボール奪取能力を持つ松井は、黒田剛監督の下で首位を走る町田のスタイルにフィットした。加入後初先発となった7月1日の大宮アルディージャ戦以降は主力の1人として町田の快進撃を支えている。 大学時代はセンターバックでプレーした時期もあり、川崎では右サイドバックを務めたこともある。中盤と最終ラインを埋められる松井を、初めてJ1昇格を果たした町田が欲するのは想像に難くない。J2で経験を重ねて一回り大きく成長した松井は、どのような選択をするのだろうか。
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