安和桟橋の死傷事故の映像を県議会議員が確認 中止を求める申入書が提出された中での実施に与党議員が反発
沖縄テレビ
2024年6月、名護市の安和桟橋の出入口付近で、辺野古の埋め立て土砂を搬出するダンプカーに男女2人が轢かれ死傷した事故で、県議会で11日、事故の瞬間を映した沖縄防衛局の映像を確認しました。 県議会の土木環境委員会は、安和桟橋で起きた事故について、安全対策に問題はなかったか再発防止策を講じるとして、沖縄防衛局が提出した映像を確認しました。 映像の確認は議員のみで非公開で行われました。 土木環境委員会仲里全孝委員長: 「内容については皆さんに発表は出来ないんですけど、県の管理する施設の管理状態が対策がどうなっているのかということで、今回の映像を確認しました」 一方、ケガをした女性の代理人は、プライバシーの侵害や重要な刑事記録であるとして、県議会の中川議長に映像の閲覧を中止するよう申入を行っていました。 映像の確認に反対する与党議員が、中川議長に対応を確認している間に、委員会では野党議員のみが映像を確認しました。 与党議員は、中止を求める申入書も提出されている中で協議を行わないまま映像を確認するなど、乱暴な委員会運営と言わざるを得ないと批判しました。 土木環境委員会山内末子議員: 「今のトラックの搬出状況などを見れば、どこでどうすれば再発防止に繋がるかということは、議論は映像を見なくてもできるのではないか」 事故当時の映像を見なくても安全策を講じることができると与党議員は話していて、今回の対応を問題視しています。
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