「もっとかっこいい業界に」介護老人保健施設をディスコに 介護福祉士のDJが込めた思い
先週、山梨県昭和町で高齢者施設をディスコ会場にするユニークなイベントが開催されました。 仕掛け人は甲府市出身の介護福祉士です。 男性はある特技を活かして福祉と音楽を融合させました。その狙いは… 【写真を見る】「もっとかっこいい業界に」介護老人保健施設をディスコに 介護福祉士のDJが込めた思い 「手を使わずに棒でリレーしていきます」 静岡県の介護老人保健施設に勤める甲府市出身の大滝亮輔さん37歳。 もう一つの顔は… 「曲をつないでいって展開を作ってお客さんを盛り上げる」 「DJ玄」 業界では名の知れたDJ=ディスクジョッキーなのです。 DJ玄として活動する大滝亮輔さん: 「20歳くらいから始めた。ストーリーを作ったりお客さんに合わせた選曲したりこんなのもあるよという提案、人と人とをつなぐ新しい出会いを提供できるのが魅力」 施設入所者: 「びっくりした、親切にしてくれる」 同僚 松山雅さん: 「派手なイメージはあるが、職員の中では一番言葉遣いが丁寧で、接遇面では見た目と違う」 大滝さんは専門学校を卒業後20歳で介護の道へ進み、約10年前、結婚を機に山梨から静岡に移住。 介護の仕事とDJの活動を並行して続けてきました。 大滝さんはあるイベントを企画します。 高齢者施設をディスコにするその名もシルバーディスコです。 大滝さん: 「星の数ほどイベントもあるし、上手いDJもたくさんいるし、自分の資格を生かして自分にしかできないことをしたいと思って」 大滝さんは5年前から職場や能登半島地震の被災地などでシルバーディスコを開催し今回、故郷山梨での初開催を決めました。 そして、12月11日、昭和町の介護老人福祉施設ノイエス。 施設の高齢者に光るスティックが配られました。用意したのは大滝さん。 大滝さん: 「皆さん無理のないように。死にそうになったら手を挙げてください」 まず登場したのは大滝さんとともに活動する有名ヒップホップグループ RIP SLYMEの元メンバーDJ SUさん。そして・・・ 大滝さんの登場で会場のボルテージは最高潮に。 1970年代の歌謡曲やアニソン、洋楽に演歌…。