【やっぱり憧れちゃう!】コスパ最強の欧州バイク5選(大型二輪免許クラス)
日本には世界に誇る4つのバイクメーカーがあり、信頼性や日本国内におけるアフターサービスでは輸入車に勝ることも多いですが、二輪文化が根づくヨーロッパのバイクには、日本車にはないブランド力や個性もあり、憧れるライダーも多いようです。とはいえ欧州車はどうしても価格がお高め……。そこで、コスパのいい400cc超の欧州車を探してみました。 【画像】コスパ最強の欧州バイク5のギャラリーはこちら(5枚)
新車価格高騰は欧州輸入車も同様だけど……
世界レベルで強化され続けている環境規制への対応コストや、新型コロナウイルスやロシア問題などに起因する資材高騰により、バイクの新車価格は世界的に上昇傾向。なおかつ、2022年以降はドル・ユーロともにかなりの円安傾向にあり、海外から輸入されるバイクの多くが、以前と比べてハイプライス設定になってきた印象です。 そんな状況だからこそ、より憧れが強くなってくるのがヨーロピアンブランドのバイクたち。「信頼性やアフターサービスでは、国内メーカーのほうが安心かも……」なんて思いながらも、長年にわたりプレミアムバイクの中心マーケットとなってきたヨーロッパで開発されたバイクには、日本車にはない個性やブランド力が感じられることも多く、惹かれる人も多いはずです。 価格が上昇傾向にあることで、より“憧れ”の存在になってきた欧州輸入車ですが、一方で一部の車種を除けば日本車の新車価格も年々上昇しているので、その差は以前とあまり変わらないという考え方も……。それなら、「手が届くうちに、手が届く価格のヨーロピアンバイクを!」というわけで、今回は排気量400cc超の大型二輪免許クラスでリーズナブルに狙える欧州輸入車を紹介します。
日本車と同じ手法でコストダウンを図る
ヨーロッパのメーカーも、コストを下げられるアジア圏などに工場を構えるか生産を委託して、リーズナブルな世界戦略車を開発・生産することが、近年はとくに多くなってきました。これにより、“欧州メーカーのブランド力”を維持しつつ低価格化を実現した車種を市場導入。ミドルクラスを中心に、バリュープライスモデルが多く存在しています。例えばBMWやトライアンフ、ドゥカティ、KTMなどがこの手法を取り入れています。 ちなみに日本国内メーカーの場合、ホンダのCRF250LやCRF250ラリーがタイ生産、ヤマハのYZF-R3/R25やMT-03/25がインドネシア生産、スズキはVストローム250やGSX250Rが中国生産で250または150のジクサーシリーズがインド生産、カワサキは650パラレルツインシリーズなどがタイ生産となっています。近年はバイクの製造および生産管理に対する技術も進歩し、日欧米以外で生産されたバイクの品質も向上。そしてこれは、欧州ブランドでも同様です。 さて今回は、2023年4月現在の価格情報を基準に、欧州のメジャーブランド(ドゥカティ、BMW、トライアンフ、アプリリア、モト・グッツィ、KTM、ハスクバーナ、MVアグスタ)の日本販売車種から、リーズナブルな排気量400cc超の車種を5台ピックアップ。 全体としては、ラインアップのタイ生産化を進めたトライアンフが他社を圧倒する結果でした。なお、今回紹介したブランド以外にも、イタリアのファンティックや今年から日本に導入されるオーストリアのブリクストンなどに、120万円以下に設定された車種があります。それでは、ベスト5を紹介しましょう!