タイガース・前田健太、5回3安打無失点も今季初勝利ならず「いい感覚で投げられた」
レイズ2-4タイガース(23日、セントピーターズバーグ)米大リーグ、タイガースの前田健太投手(36)が今季5度目の先発に臨み、5回3安打無失点、無四球、5三振と好投。1-0とリードの場面で交代するが、後続のリリーフ投手が逆転を許し、今季初勝利は持ち越しとなった(0勝1敗)。試合はタイガースが八回に3得点で逆転し、勝利し3連勝とした。88球を投げ、最速は91・1マイル8146・6キロ)だった。 「いい感覚で投げられた。修正点を投手コーチと話し合いながら、それがうまくいった。今後も続けられるような状態に持っていけたらいい」 一回先頭から遊撃失策、捕手の打撃妨害で無死一、二塁のピンチを招くも得点を許さず、切り抜けた。3安打のうち、当たり損ねの内野安打が2本。五回先頭の右前打と長打は許さなかった。 今季は試合前時点で対右打者の被打率・364と苦戦していた。レイズ打線も右打者を7人並べるオーダー。ツーシームで内角を突き、痛打を防いだ。 「投げているボールの感覚もよかった。投球フォームもやりたいことができつつある」 体重移動など投球フォームを修正中。前日の練習から、何度も軸足の動きを確認した。「試合中はいい感覚で投げられるボールも多かった。自分としてはいい登板になった」と手応えをつかんだマウンドとなった。 今季5登板で初めてのナイトゲーム。昨季はナイトゲームでの防御率3・02に対して、デーゲームは同5・24と苦手にしていた。チームは3連勝で14勝10敗でア・リーグ中地区の2位タイにつける。 「(チームが勝って)うれしいですし、自分に勝ちがつけば一番ですけどなかなか、勝てていないので早く1勝したい」 ローテーション通りなら次回登板は29日(同30日)、ホームでのナイトゲームとなるカージナルス戦。次戦こそ今季初白星をつかむ。