楽天、ハチ騒動からの背番号ハチがV打「飼っているハッチが見に来てくれた」…大谷ドジャース戦に続き珍事
◆パ・リーグ 楽天12―1ロッテ(3日・楽天モバイル) 突然の“来客”が、楽天に幸運を運んできた。両軍無得点の2回裏開始前。一塁ベース付近に大きな一匹のハチが飛来し、数分間プレーを待つ一幕があった。今江監督が「初めてですね。虫一匹でゲームが止まるなんて」と驚く珍事の後、不思議なことに流れが一気にやって来た。 1死一塁、今度は打席に背番号ハチの辰己。右翼線へ先制&決勝の三塁打を放ち、ハチの話題に思い切り乗っかった。「普段飼っているケースから(蜂が)出てもうて。(名前は)『ハッチ』っていうんですけど、今日は妻と息子とハッチが見に来てくれた。年頃なので、最近は言うこと聞かなくなってきたんですけど。でも、かわいかったですね」 辰己は7回にもチームのハチ得点目となる押し出し四球。続くハチ番打者・太田の3点二塁打で試合を決めた。チームは今季最多15安打12得点。メジャーでも4月30日(日本時間5月1日)に、蜂の大量発生でDバックス―ドジャース戦の試合開始が約2時間遅延する珍事があったばかりだが、今江監督は「(蜂が)流れを持ってきてくれたのかな」と感謝。ハチづくしの一日を経て、楽天が勢いに乗りそうだ。(太田 和樹)
報知新聞社