どうしても欲しい優勝マネー2200万円 米ツアー挑戦へ岩崎亜久竜が狙う“トップ5”
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 2日目(27日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)◇晴れ(観衆1873人) 【画像】小西貴紀の独特なライン読み 来季の米国ツアー参戦に意欲を示す岩崎亜久竜にとって、今週の優勝賞金2200万円は大きな意味を持つ。次週10月2日(水)時点の賞金ランク上位5人には、来季の出場権を争うQTの2次予選会(11月19日~:1会場、12月3日~:4会場)から加われる資格が得られるからだ。加算すれば6035万5357円に達し、10位につける賞金ランキングでトップ5に飛び込む可能性が高まる。 「勝たないと入れない。(賞金差は)今までにないくらい意識している」。2位(1100万円)では目標に届かず、優勝への意識を強めて三好に乗り込んだ。この日は12位スタートから6バーディ、ノーボギーの「65」と伸ばし、通算9アンダーの2位に浮上。2週前の「ANAオープン」に続く今季2勝目に向け、首位に1打差の2位で週末へ折り返した。
岩崎の今季獲得賞金は3835万5357円。優勝ならば単純計算でランク3位に浮上するが、現在3位の杉浦悠太(5968万6804円)は39位、同5位の金谷拓実(5470万7222円)は12位で決勝ラウンドに進むなど、トップ5に滑り込む条件には複数選手の成績が絡むことになる。
条件のクリアに向けて、まずは自分がスコアを伸ばすのみ。「ティショットは良かったしアイアンも先週より調子がいい」とショットの感触は良い。前半18番では10mのバーディパットをねじ込むなど、「パットの距離感も昨日より良く、だいぶ楽にプレーできた」とうなずいた。「上を目指して、ボギーを打たないように丁寧に頑張りたい」。この日は、週末に目指したい理想的なプレーを披露してみせた。
たとえトップ5を逃したとしても、日本ツアーメンバーであれば出場できる1次予選会(10月8日~)から臨む予定。すでにエントリーは済ませており、挑戦への意志は固い。シーズン終盤を迎える日本ツアーの欠場をできるだけ避けるためにも、「2次から出たい」と改めて強調した。(愛知県みよし市/塚田達也)