【セレブのレカペドレス秘話】炎上も感動も巻き起こしたドレスストーリー。ドレスの数だけドラマがある!
レッドカーペットを彩ってきたセレブのドレスルックには、知られざるバックストーリーがあった! 伝説のドレスとそのバックストーリーをお届け。セレブたちが着用することで訴えたファッションメッセージも受け取って。 【写真】物議を醸したドレス、炎上したドレスなど、セレブのドレスルックを振り返る!
ドレスに縁がない!?:シャロン・ストーン(66)
映画『氷の微笑』(1992年)で一世を風靡した俳優のシャロン・ストーン(66)。昨今は、セルライトなどを隠さずに水着姿をSNSに投稿するなどで注目されているが、プレゼンターとして初登壇した第64回アカデミー賞授賞式(1992年)では、ドレスを貸してくれるデザイナーがおらず、ポリエステル製のジャンプスーツを自腹で購入したエピソードも話題に。 第68回アカデミー賞授賞式(1996年)では、『カジノ』(1995年)で助演女優賞にノミネートされていたシャロン。当日はヴェラ・ウォンのピンクのドレスを着用するはずだったが、式の前日に配達員が誤ってドレスが入っている箱を道路に落としてしまい、ドレスにタイヤの跡がついてしまったという。 大ピンチに救いの手を差し伸べたのは、『氷の微笑』でシャロンに白いドレスを着させた、衣装デザイナーのエレン・マイロニック(74)。シャロンの手持ちから、GAPのタートルネック、ヴァレンティノのドレス、そしてアルマーニのジャケットをチョイスし、スタイリングしたという。 しかし、ここでも問題が発生。シャロンの母から、ジャケットの脇に小さな穴があることを指摘されてしまったシャロンは、「私は受賞されない」と悟ったそう。 残念ながらその予想は当たってしまい、受賞を逃してしまったシャロン。実際に穴開きジャケットは着用するも、胸には自宅の庭に咲いていたクチナシの花を添えた。
男性用のスーツは自前だった!:ジュリア・ロバーツ(56)
オスカー俳優のジュリア・ロバーツ(56)も、自前の衣装で授賞式に臨んだことがある。 肌の露出が苦手というジュリアだが、第47回ゴールデングローブ賞(1990年)の舞台に選んだのは男性用のスーツ。このルックは世間に驚きと衝撃を与え、ジュリア自身も気に入っている一着だそう。 「髪は自分でセットして、メイクは友人がしてくれたの」。続けて、「スーツはビバリーヒルズのアルマーニで購入した。それから、紳士服売り場にあるテーラーで私に合うように仕立ててもらったわ」とジュリア。 当時はあまり華やかなドレスは見られなかったそうだが、スーツがドレスにも引けを取らない衣装になると思っていなかったとか。そしてこのスーツは、今も大切に保管しているそう。
スキャンダラスなブラックドレス:ダイアナ元妃(享年36)
亡くなる1年前、ダイアナ元妃(享年36)はジョン・ガリアーノ(63)がデザインしたディオールの黒いドレスを着て、1996年のメットガラに出席。レースが装飾されたシルクドレスは、ディオール初のレッドカーペットルックのひとつと言われている。 ドレスは王室メンバーが着るにはスキャンダラスなデザインだったが、ジョンは後に、「彼女は自ら内側のコルセットを外して、より露出度の高いものに挑戦したいと提案した」と明かした。コルセットを付けた姿も見たかったが、どちらにしてもダイアナ元妃が美しく輝いていたことは間違いない。