15日（土）は東北で梅雨末期の大雨となり、秋田県では記録的な豪雨となりました。 ●24時間雨量（午後7時50分まで） 秋田市仁別 302.0ミリ 藤里 267.5ミリ ※いずれも観測史上1位 わずか半日で平年の7月1か月分の雨量を超えたところがあり、秋田県内の複数の河川で氾濫が発生しました。16日（日）にかけても東北北部を中心に大雨が続くため、さらなる災害発生に警戒が必要です。 一方、夏空が戻る九州から関東では危険な暑さになるでしょう。 ＜16日（日）の天気＞ 梅雨前線は引き続き東北北部に停滞するため、秋田県を中心に次々と発達した雨雲が流れ込み、激しい雨が降る見込みです。夜遅くにはいったん小康状態となりますが、17日（月）にかけても雨の降りやすい状況が続くでしょう。 ●予想24時間雨量　※多いところ （16日午後6時まで）東北 120ミリ （17日午後6時まで）東北 50～100ミリ 土砂災害、低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重に警戒してください。また、雨が止んだり弱まったとしても、増水した川や崖や斜面など危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。 九州から関東は高気圧に覆われ、晴れるところが多いでしょう。真夏の空気に覆われて、体温を超えるような猛烈な暑さになる見込みです。最高気温は、前橋や熊谷で38℃、富山・水戸・宇都宮・東京・甲府・京都・鳥取・福岡・熊本などで36℃の予想です。なるべく長時間の外出は避け、涼しい場所で過ごすようにしましょう。また、関東の内陸部を中心に、午後は激しい夕立のおそれがありますのでお気をつけください。 ＜週間予報＞ 危険な猛暑は18日（火）にかけて続く見込みで、体調管理に注意が必要です。東北では、来週も断続的に雨が降り、19日（水）には再び大雨となるおそれがあります。まだしばらく警戒が必要な状況が続きますので、東北にお住まいの皆さんは安全な場所で過ごすようにしてください。