日産、ブロックチェーン活用した新サービス ユーザーの交流やさまざまな体験を提供
日産自動車は5日、ブロックチェーン(分散型台帳)を活用した新しいサービス「ニッサンパスポート」の提供を開始すると発表した。日産オリジナルのNFT(非代替性トークン)を発行し、NFTの所有者にさまざまな体験機会や便利なサービスを提供する。若者など新規客との接点をつくるとともに、顧客に日産をより身近に感じてもらうためのツールとして展開する。 ベータ版の提供を5日から始める。ベータ版では、まずさまざまなサービスのアクセス権になる限定5523(ゴーゴーニッサン)枚のメンバーシップNFTを発行。同NFTを管理するための「Web3ウォレット」と言われる口座も提供する。 NFTの所有者は、日産車の保有や試乗予約などで獲得できるポイントを限定特典や特別コースでの試乗体験などに交換できる「リワードプログラム」を利用できる。SNS(会員制交流サイト)「ディスコード」にも所有者向けのチャンネルを開設する。具体的なサービス内容は明らかにしていないが、今後はNFTに車両情報をひも付けて購入や利用の利便性を高めたり、他企業との連携にブロックチェーンを活用したりする。