地下350メートル坑道を拡張 北海道の核ごみ研究施設
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を地下に埋める手法を調査する「幌延深地層研究センター」(北海道幌延町)は26日、拡張工事が完了した地下350メートルにある坑道を報道陣に公開した。最終処分技術の研究を進めるため、3カ所の試験スペースを新たに設けた。 350メートル地点の水平坑道は8の字形で、全長約800メートル。昨年6月から今年1月にかけて追加工事を行い、数十メートル掘り広げた。拡張した部分について、担当者は「英国や台湾など海外機関が参加する国際共同プロジェクトの研究にも活用する」と話した。