和歌山県警で“過去最多”の押収量 覚せい剤約3.1キロを販売目的で所持したとして密売人ら14人検挙
和歌山県警は6日、覚せい剤などを販売目的で所持したとして、密売人の男ら14人を検挙したと明らかにしました。 押収した覚せい剤は約3.1キロで、和歌山県警では過去最多の押収量だということです。 覚せい剤取締法違反などの罪で逮捕・起訴されたのは、大阪市北区に住む無職の岸田一之被告(77)です。 岸田被告は今年6月、大阪市内で覚せい剤約3.1キロと大麻約150グラムを所持した罪に問われています。 警察は岸田被告を覚せい剤密売人とみていて、別件の覚せい剤事件を捜査中に、岸田被告が覚せい剤などを保管しているマンションの一室を捜索したことで逮捕に至ったということです。 覚せい剤3.1キロは和歌山県警の覚せい剤事件としては過去最多の押収量で、岸田被告は逮捕時に「売るために持っていました」と容疑を認めています。 この事件に関連して14人が検挙されていますが、その中の1人で覚せい剤とともに密売すると知りながら注射器1000本を岸田被告に販売したとして、覚せい剤取締法違反(幇助)の疑いで逮捕された建設作業員の小野博海容疑者(67)は、警察の調べに対し「密売を助けるつもりはなかった」と容疑を否認しています。
ABCテレビ